TOPへ戻る

虫歯昔話

こんにちは。立春もすぎ、そろそろ春の陽気が感じられる日もあるような…
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて今回はいつもとは少し変わって虫歯昔話という題で書いております。
といっても、今は昔…というわけではなく、江戸時代のころの歯科治療についての豆知識です。

江戸時代。甘いお菓子なども一般的になって虫歯の人も多かったらしい時代。
当時の治療法というともっぱら抜くことでした。
お薬や歯医者さんもいたようですが、貧乏な庶民には到底手が届くものではありません。
民間には歯抜師という人がいて、抜歯を専門に行っていたそうです。
もちろん当時麻酔なんてものはありません。
痛み止めは一応あったようですが、それでも今の時代に生まれてよかったと思いますね。
それ以外には護摩や祈祷、漢方薬などで紛らわせていたようです。
乱世を生きた14代将軍徳川家茂も甘いものが大好きで、残っていた31本の歯のうち30本は虫歯だったといいます。

さて、そんな江戸時代。医療技術は西洋に遠く及びませんでしたが、入れ歯技術は最先端を行っていたんです!
素材は木で、もともとは木の仏像彫り師などが始めたと言われていますが、
江戸時代になって仏像彫刻の仕事が減り、歯を彫る仕事を請け負うようになったんだそうです。
今と違い、材質は木ですが、歯ぐきの形に合わせて精巧につくられ、
金属のバネを入れて隣の歯に引っかけて使う、現代のような方法もすでに発案されています。
歯の裏に穴をあけて糸を通して縛るという方法もありました。

江戸時代と違って今は痛みも少なく治療ができますから、
怖がらず、まずは検診にお越しくださいね。
入れ歯も今はたくさんの種類がありますから、自分にあったものを合わせていきましょう。

秋津駅前歯科クリニック
042-306-0418

秋津駅前歯科クリニック|秋津駅 徒歩2分

日付:   カテゴリ:未分類