こんにちは。段々と暖かくなり、過ごしやすくなってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は虫歯と偉人というタイトルでお話しします。
昔の人も今と同じで歯に関する悩みはつきなかったようで。
歴史の教科書に載っているあの人たちも虫歯に苦しめられていたようです。
たとえば。
所説ありますが、紀元前1290年から紀元前1224年までエジプト新王国第19王朝のファラオであった、ラムセス2世は重度の虫歯や歯周病に悩まされていたそうです。ちなみにミイラ研究によると奥さん(正妃)のネフェルタリ妃は大きな健康な歯なんだそうです。
かの有名なイギリスの劇作家シェイクスピア。彼も虫歯に関するこんな言葉を残しています。
「いくら哲学者でも、激しい歯の痛みは我慢できない。」確かに…といった感じですね。なんだか親近感がわきます。
フランス王国を大きく動かした「太陽王」ルイ14世。卓越した発想力と決断力をもつ彼の予防歯科はひと味違います。「歯はすべての病気の温床である」という説に基づき、全ての歯を抜かれてしまいました。当時は麻酔もないため、歯は麻酔なしで引き抜かれ、抜いた後は真赤に焼けた鉄の棒を歯ぐきに押し当て消毒としていたそうです。虫歯や病気になる前に抜いてしまえ!現代の歯科治療とは真逆の考え方ですが、親知らずに限定していえば、他の歯が虫歯にならないように抜くので似た考え方と言えるでしょうか。
ルイ14世の時代は16世紀ですが、14世紀ごろのヨーロッパには歯抜き屋という職業がありました。この頃も歯磨き粉というものはあったようですが、今のような予防歯科というよりは、口臭予防や審美歯科の為に使われていたようです。
すると、口腔内を清潔に保てていないので虫歯が進行し、抜かなければならない歯が増えるのです。
歯磨き粉を売りながら、歯を抜くことを生業にする人間が生まれました。一方で、この時代なりの(理髪)外科医・歯科医もいて、歯抜き屋のいい加減なやり方にはうんざりしていたようです。
あ、もちろん今の歯医者さんは”歯残し屋”ですよ。
抜歯も行いますが、あくまで将来的に多くの健康的な歯を維持するためです。
安心してくださいね。
何かあったらお気軽にご連絡ください。
秋津駅前歯科クリニック
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