こんにちは。
雨が降ったり、暑い日が続いたり、
厳しい気候が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は色々な詰め物Part.2といたしまして
前回書ききれなかったものを書いていこうと思います。
前回は小さい穴に詰めるものを紹介しましたが、
今回は大きい穴について書いていこうと思います。
虫歯が進行してただ削るだけでは痛みを緩和できない場合、
神経処置をします。
神経処置をすると痛みを感じなくなる分、
歯が抜けやすくなるというデメリットもあります。
まあ、痛みだけでなく、神経の処置をしなければならないという場合には
そのまま放っておくと虫歯菌が骨にまで感染、骨を溶かし、歯が抜け、骨格もいがむ
という可能性がある時なので、あきらめて神経処置をします。
さて、神経処置をした場合、被せ物の前に土台が入ります。
我々はこれをコアと呼ぶのですが(上にかぶせるものを支える芯という事ですね)
上にかぶせるものの種類によってコアも変わってくるのです。
保険治療の時は上に銀がくるので、銀のコアを使います。
銀は硬いので残った部分の歯の破損を引き起こしやすいです。
また、金属アレルギーの心配があります。
しかし、保険治療なので被せ物との合計の値段を考えても安価です。
つづいてゴールド。
ゴールドコアは柔らかく歯に近い強度なので
残った歯にも優しく、虫歯にもなりにくいです。
デメリットは自費治療なので価格がコアだけで1~2万円かかります。
白いコアもあります。
グラスファイバーコアと呼ばれるもので、
接着性が高く残った部分の歯と一体化でき、とれる心配がありません。
光の透過性があり、上にかぶせるセラミックの色調を最大限に発揮できます。
見えやすい歯にお勧めですね。
価格はコアだけで1~2万円です。
続いて被せ物です。
これは前方の歯と後方の歯に分けられます。
前方の歯は前から見えるので白いものだけになります。
まず保険診療になるもの。
これは表がプラスチック、裏が銀になるものです。
安価ですが、摩耗が早く、光の透過性が少ないので元の歯の色の再現性に乏しいです。
続いてメタルボンド。
これは表がセラミック、裏がゴールドの被せ物です。
裏がゴールドなので歯への適合性が最も高いです。
また強度が高く長期間にわたり色の変化もないので長持ちします。
ただ、お値段がはります。約10万円です。
長持ちして綺麗という点では将来への投資としてアリだと思います。
もう一つの自費治療はオールセラミック。
その名の通り、表も裏も全てセラミックでできています。
セラミックなので天然歯に一番近い状態が再現できます。
また、光の透過性が高いので美しいです。
金属を使わないのでアレルギーの心配もありません。
デメリットは値段が高いこと。約12万円です。
今回も長くなってしまいましたね。
奥歯の被せ物の話はまた今度させて頂きたいと思います。
自費治療は高いですが、保険治療よりも美しく、また強度が高いので
将来への投資だと思って思い切ってみるのもいいと思います。
ぜひご検討ください。
ご相談はいつでも伺いますので遠慮なくご来院くださいね。
秋津駅前歯科クリニック
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