歯石を取ったら歯にものが挟まる。歯も一緒に削られた?と思った方はいらっしゃいませんか?
たしかに、「歯石を取ったら歯がスカスカする」とおっしゃる患者様はいらっしゃいます。
それは「歯を削ったから」ものが挟まるようになったわけではなく、歯の隙間をギッチリ埋めていた
歯石を取り除いたため、ものが詰まりやすくなったのです。歯が昔より長くなり、歯ぐきもやせてきて
いませんか?
じつはこの隙間は、歯石にまとわりついたプラークのなかの歯周病菌が炎症を起こし、歯を支えている
骨を溶かすためにできるものなんです。
一度失った骨は、なかなかもとには戻りません。予防のためにも少なくとも半年に一度は必ず歯科医院
でクリーニングしてもらいましょう。