皆さんいかがお過ごしでしょうか。10月も今日で最後ですね。
さて、本日は「ミュータンス菌が母子感染する」という事についてお話ししていきます。
ミュータンス菌とは、虫歯の元となるプラークを作る菌です。ミュータンス菌はお砂お糖をエサにしてプラークを作り、強い酸を出します。
ミュータンス菌がおおい人は少ない人よりも虫歯になる可能性が高いです。
そして、このミュータンス菌は人の口から口へというルートで感染します。中で母親から乳幼児に感染するケースが多く、生後6ヶ月から3歳ぐらいまでの間がピークといわれています。
生後6か月ほどで歯が生え始める赤ちゃんですが、離乳食を与える時におじや温度を確かめるために赤ちゃん用のスプーンを使って味見してしまったら要注意です。母親の唾液に混じったミュータンス菌が、スプーンを介して赤ちゃんの口にもうつってしまいます。
感染のリスクを低くするには母親がミュータンス菌の量を減らすことが重要です。
ただ、ミュータンス菌の感染を心配するよりも、菌が増殖しないような口の環境を親子で作ることが大切です。
赤ちゃんの成長の為にも、あまり神経質にならずに、スキンシップを深めて下さい。